春に咲く花の一例
夏に咲く花の一例
秋に咲く花の一例
伊吹山の植生
滋賀県で最高峰の伊吹山(1,377.4m)は、日本のほぼ中央に位置し、北方系の植物が南下してきたり、また日本海に近い関係もあって、日本海側に分布の本拠をもつ植物も存在します。さらに典型的な石灰岩地帯ということや冬の寒冷な季節風の影響を受けて、好石灰植物や美しい広葉草原(お花畑)が見られます。また、古い山なので特産種(固有種)も存在します。昔から草本植物や薬草の宝庫として知られ、多くの学者により調査がなされ、植物研究史上貴重な山なのです。
伊吹山全体では、シダ植物以上の高等植物が約1,350種分布していますが、そのうちお花畑など山頂一帯には約350種が見られます。

伊吹山の植物分布の特色
石灰岩地帯であるため、石灰岩地を好む植物が多数見られます。 例えば、イブキシモツケ、イブキコゴメグサなど。
山頂付近には、高山植物または亜高山性植物と通称されるものが多くあります。例えば、イブキトラノオ、グンナイフウロ、メタカラコウ、ニッコウキスゲなど。北方からの分布の西南限となっているものに、グンナイフウロ、エゾフウロ、キンバイソウなど。
日本海要素の植物が多数見られます。これは日本海側斜面に発生、または分布の本拠をもつ多雪地帯の植物をいいます。 例えば、イブキトリカブトなど。
伊吹山は古い山なので、特産種が見られます。伊吹山は石灰岩地という特殊性をもち、また中腹以上がやや高山的な気象条件になるため、残存した種があったり、新種形成が行われたりしたと考えられます。その例として、コイブキアザミ、イブキコゴメグサ、ミヤマコアザミ、ルリトラノオなど。













